2021年10月13日水曜日

根管治療 before/after

ウケデンタルオフィス品川大井町の中野です。

当院で力を入れている治療の一つに【精密根管治療】があります。

マイクロスコープ・CT・MTAセメント の三種の神器を使い、
予後の良い治療をすべく日々奮闘しています。

根管治療…根の治療は本当に大事で、いくら良いかぶせ物を入れても
根の治療が良くないと長くもちません。

セラミックやジルコニアのかぶせ物は本物の歯と見違えるくらい綺麗で、質の良いかぶせ物です。
保険診療で使われる銀歯より少々費用がかかりますし、出来れば長く使いたいですね。


今回紹介する治療例は、3年前に他院さんからの治療の引き継ぎ希望で来院された方です。

初診時のレントゲン写真です↓




右下一番奥の歯の根の治療の途中でした。
オレンジ色の丸で囲った根の先端の部分に黒い影があり、
炎症により骨が溶けている状態でした。

前回の治療からだいぶ時間が経ってしまったせいか、仮封(仮の蓋)が全部とれてしまい
むし歯にもなっていました。

むし歯を残すと感染源になってしまうので、全て取り根管治療を行いました。

根管治療終了後のレントゲン写真です↓



治療直後なので、根の先端の骨の状態は変わりません。

変化が出てくるのは半年~4年後です。

患者さんのご都合により、土台を立てた後に治療を中断してしまったのですが、
治療後2年経って撮ったレントゲン写真がこちらです↓



根の先端の黒い影が無くなり、しっかりとした骨が再生しています。
接着力をもって土台をたてたので、根管内に細菌が入ることなく良好な状態が保てています。


このように、しっかりとした治療をすることで、歯は長持ちします。

根の治療をする際にはぜひ【精密根管治療】をご検討ください。