2018年9月21日金曜日

宇毛院長お誕生日

先日、院内勉強会のあとにサプライズで院長先生の誕生日のお祝いをしました!





今年で50歳になるそうです。
見えないですね~いつも若々しい。

今週もハワイに勉強しにいくとのこで、エネルギッシュに学ばれています。
それ以外にも普段から運動したり、食生活に気を配っていたりしていて、そういった積み重ねが今の素晴らしい院長先生を生み出しているのかもしれませんね。

スタッフは院長先生の好きなウイスキーの山崎をプレゼントしました。
そしたらまさかの井関先生も、個人的に同じウイスキー山崎のプレゼント!笑
チームの団結力が表れてる証拠ですね。


そんな仲良し医院の一員にみなさんもなりませんか?
当院はいつでもやる気のあるスタッフを募集しています。







 


 

2018年9月19日水曜日

海外医療支援活動

こんにちは。

神谷町院と大井町院に勤めております、歯科衛生士の本吉です。


先日、歯科医師である岩田雅裕先生の海外医療支援活動20年 THANKS&CHARITY講演会に参加してきました。
岩田先生方の様子は情熱大陸でも放送されています。
 
 
 

世界の医療困窮者に20年手を差し伸べてきた岩田雅裕先生、衛生士の岩田宏美さんがこれからも活動を続けていくために、なぜ取り組むのか、どう取り組んできたのか、いかに続けるのかをお話しされていました。
 
 
 
 

岩田先生たちとの出会いは、4年前、宇毛院長も講演しているカムログというインプラントメーカーのコングレスに参加したときのこと。

岩田先生が、フリーランスで国際医療支援をされているお話を衛生士向けにされていました。日本で稼いでは身銭を切って支援に行かれているそうで、医療人としての素晴らしい姿勢に感銘を受けたのです。

その後宏美さんと連絡を取るようになり、ついに今年の2月に岩田先生たちと一緒にラオスへ行き、向こうの医療現場を見てくることができました。
 

 
 
オペを見学させてもらったり
 
 
口腔外科医に向けた授業を受けたり
  
 
郊外に寄付しにいったり
 
 

 
 
幼稚園でブラッシング指導をしたり
 

 
とても有意義な時間を過ごせました。

私が行った幼稚園は富裕層だったこともあり、食後に3回というしっかりとした歯ブラシ習慣がありました。しかし、それにも関わらず、子供たちほぼ全員に虫歯が何本もあり、だからといって歯科医院に行く、という感覚はないそうです。痛みがあったら痛み止めを飲んで終わり、とのこと。
日本のように保険の制度がないので、お金がなければ医療を受けることができず、場合によっては命さえ助からないというシビアな状況だそうです。
他の国の状況を見て改めて日本の恵まれた環境に感謝しなければならないと感じました。

このときは現場を見てくることしかできませんでしたが、何らかの形でこういう活動には今後も関わっていきたいと思っています。

今回の会は無償で3000件以上の手術をしたアジアやアフリカでの体験をありのまま伝えられていました。
岩田先生は口内や顔の疾患を手がける顎顔面口腔(がくがんめんこうくう)外科医で、海外での支援は1997年の中国から始まったそうです。
大所帯のNGOとは異なる身軽さから、人づてで支援に赴いた国はラオスやナイジェリアなど計8カ国に広がっています。

そんな岩田先生方の行動に魅入られた、同じような想いを持った人たちが集まる会となりました。
ラオスで一緒に行動した関西の先生方やラオスの先生に再会できたり、新しい出会いがあったり…熱く語り合えてとっても刺激になりました。
 
さらにサプライズゲストとして安倍昭恵夫人が登場され、貴重なお話をしてくださったり、ばんばひろふみさんが生ライブをしてくださったりと、びっくりなことだらけ。
遠くまで足を運んでよかったです。

岩田先生がおっしゃっている、『困ってる人がそこにいるから、行く。』といった言葉が忘れられません。本物の医療人だと感じます。

今回も素敵な休日となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2018年9月1日土曜日

歯科衛生士のケースプレゼンテーション




はじめまして。
神谷町と大井町で勤務しております、歯科衛生士の本吉と申します。
大井町に来てからブログも書かせていただけるということで、今月担当いたします。
 
先日、歯科衛生士としても女性としても尊敬している、長谷ますみ先生が主催しているケースプレゼンテーションの勉強会に参加して参りました。
 
 
 


 
ここ数年は毎回参加しているのですが、似た顔ぶれが揃うので同窓会のように楽しい時間を過ごすことができました。
他の医院に務める衛生士さんとディスカッションしたり、共通の悩みを相談しあったり、、、
 
 
 
 
自分のやり方がいかに小さい世界でしか捉えられてなかったかがわかりました。
エビデンスに沿ったところは同じでも、アプローチの仕方が違ったりといろんな考え方があって、とても興味深かったです。
百人いれば百通りのやり方があって、患者さんも百人いれば百通りの治り方があります。
共通していることは、心から患者さんのことを考えて介入しているということ。
私もみなさんを見習って、これからも引き出しの数を増やしていき、患者さんのよりより口腔内のケアに貢献できたらいいなと思いました。
 
今回印象的だった言葉は「病気を悪として捉えない」ということ。
病気があるから、気づけることってたくさんありますよね。
歯を失ったから歯があることの幸せを知り、大切さに気がつけるのです。
私が担当させていただいている患者さんでも、歯を失ったからこそ、今ある歯を残したいといって、ご自身のケアを徹底され、定期的にメインテナンスにいらっしゃる方がいます。
痛みが出るのも、それ以上悪くならないよう守るために、ありますよね。
だから病気もすべてが悪ではないのです。
受け入れた上で、自分にベストな方法を探ることが大切なのだそう。
私たち医療従事者は患者さんのサポートができるよう全力を尽くし、よりよい方法を提案いたしますので、ひとりで悩まず、お気軽に相談にいらしてくださいね。
 
今回発表されていた症例はブラッシング指導の仕方や18年の長期症例、toothwearについてなどがありました。
特にtoothwearについてが印象的だったので、紹介させてください。
 
toothwearとは咬耗、摩耗、酸蝕症のことを指します。
そのなかでも酸蝕症の罹患率は高いそうで、私もよく見かけます。
酸蝕症は逆流性食道炎などによる内因性と、飲食などによる外因性に分けられます。
 

 
 
歯科の二大疾患である歯周病と虫歯(根管治療)は細菌由来の場合がほとんどですが、酸蝕症は細菌関与がない歯の脱灰なのだそう。
ですので、プラークコントロールが良好な方でも起こります。
 
《内因性》
内因性の主な病因は、塩酸からなる胃液の影響と考えられています。
お口の中に逆流することで歯が溶けだします。
具体的な関連として、逆流性食道炎、拒食症、アルコール中毒、摂食障害などによる嘔吐などが挙げられます。
 
《外因性》
職業性因子と非職業性因子に分けられます。
 
職業性因子とは特定の職業の方に起こるもので、メッキ工場やガラス工場などが有名ではありますが、最近ではワインテスターの方などにもよくみられます。
 
非職業性因子とは日常的にサプリメントや酸性の飲食物を口にする方にみられ、こちらが大半を占めます。
以前は和食中心の食事でしたが、近年では欧米型の食事に変わってきているのも要因の一つとなっています。
健康のためにと摂取している、お酢、黒酢、レモン、ぽんず、青じそドレッシング、ビタミン系のサプリメント、酸っぱいグミ、トクホマークがついた強炭酸飲料、栄養ドリンクなどなど…
からだのためにはよいとされているものでも実は根拠がなかったり、お口の健康にはよくないことが多いのです。
摂取するにしても、“適量”を意識していただくことをおすすめしています。
食生活を見直したり、摂取するときにストローを使ったり、よく噛んで唾液促進を促したり、フッ素洗口を行ったり、食事してから30分後の遅延磨きなど方法はいくつかあるので、ご相談くださいね。
 
 
今回勉強会に足を運び、学びの多い一日となりました。
お休みのときに全国から勉強しに来たモチベーションの高い衛生士さんとお話しでき、信頼関係もしっかり築きながら治している症例を目の当たりにしたので、私ももっと頑張らなくては!と刺激を受けました。
これからも精進して参ります。
 
読んでいただいてありがとうございました。