2018年5月8日火曜日

かぶせ物が原因で歯周病に!?

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


今回は、適合不良のかぶせ物は歯にも歯ぐきにも良くないですよ、という話です。


かぶせ物、というとセラミックやジルコニアといった素材ばかりが注目されがちですが、
精密な歯の形成と型どりがとても大切になってきます。

歯周病のポケット検査する際に、
かぶせ物の適合が悪くプラークが溜まってしまい、歯周病になってしまった…というパターンは本当によく見られます。

また、適合不良のかぶせ物はプラークが付きやすいばかりでなく
ブラッシングがしづらく、なかなか自分では汚れをとることができません。

歯周病レーザー治療後に歯ぐきが引き締まって良い状態になったら、
かぶせ物の状態を見直してみると良いかもしれません。

適合の良いかぶせ物は、歯ぐきにも歯にも悪影響を与えないので
お口の中の環境が良くなり、かぶせ物のの持ちも良くなります。






2018年4月3日火曜日

治りにくい歯周病の話2

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。

厳しい寒さが過ぎ去り、過ごしやすい季節となりました。


以前記事にした、『治りにくい歯周病』の話の続きになります。


歯周病治療の一つとして『力のコントロール』が挙げられます。

歯に過重な咬合力がかかると、歯周病進行の原因となります。
ですので、適切な咬み合わせはとても重要となってくるのです。

望ましい咬み合わせの一つに、『犬歯誘導』が挙げられます。

ざっくり申し上げると、歯を接触させたまま下の顎を左右にスライドさせたとき、上下の犬歯どうしのみで接触する咬み合わせの形です。


犬歯誘導のメリットは、奥歯に力の負担がかからないことです。


もし、奥歯が歯周病になっている場合、咬み合わせによっても予後が変わってきます。
必ずしもそうとは言えませんが、犬歯誘導されているお口の中の方が治りが良い傾向にあります。


歯周病治療は歯石をとることが全てではないのです。









2018年3月1日木曜日

大切なブラッシング

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


最近テレビで歯周病の特集がされていることが多く、
それをきっかけに来院される方が増えています。

歯周病は自覚症状無く進行する病気です。


歯が揺れてきた、歯ぐきから血が出るようになった…

こういった自覚症状があるなら、早め受診をお勧めします。

気付いた時には手遅れ…とならないように。



歯周病治療の成功のカギは、レーザーを当てて歯石を取ることだけではありません。

咬み合わせのコントロール』『ご自身での上手なブラッシング』『定期的なメンテナンス
この三つが欠かせないと思っています。


日々の歯磨き、自信がありますか?


まず、歯ブラシだけでは汚れを十分に落とせません。

歯間ブラシやデンタルフロスの使用が必須になります。

レーザー治療と並行してブラッシングのお話もさせていただきます。


ご自身の歯が長持ちするよう、一緒に正しいブラッシングを身につけていきましょう!





2018年2月1日木曜日

自覚が無い歯周病

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


最近カウンセリングを行っていてこのようなことがよく起こります。


『右上の歯が揺れて、時々歯ぐきも腫れる』とおっしゃる患者さん。

全体的な検査と治療を希望されていました。

レントゲンと歯周ポケットの検査を行ったところ、
右上は全体的に歯周ポケットが深く、歯ぐきから膿や出血がありました。

ところが、ご本人が全く自覚されていなかった上の前歯にも深い歯周ポケットがみられました。

検査結果をお伝えしたところ、とても驚かれており、すぐに治療をすることになりました。


歯周病は自覚症状が無く進行する病気です。

症状が出てからでは手遅れのパターンもあります。

気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。






2018年1月10日水曜日

レーザー治療って痛いの?

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


歯周病レーザー治療のカウンセリングをしている際に、

『レーザー治療って痛いの?』という質問をよくいただきます。


結論から申し上げますと、痛みはほとんどありません。

歯周病が進行し、歯周ポケットが深い箇所は麻酔が必要ですが、

ポケットが浅い箇所については、表面麻酔を塗るだけで治療できることがほとんどです。


レーザー治療後は、歯ぐきからの出血や膿が改善しますので

『お口の中がスッキリした!』『歯ぐきの色がいい状態に変わってきた』

と感想をいただくことが多くあります。


レーザー治療の実績は、こちらのページもご参考になさってください。



2017年12月1日金曜日

治りにくい歯周病の話

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


歯周病の治療といって思い浮かべるのは、歯科医院で機械を使って行われる『歯石取り』でしょうか。

確かに、歯石やプラークの付着は歯周病の原因ですので、除去することで歯ぐきの状態が改善することができます。


しかし、それだけでは治らないものもあります。


原因の一つに挙げられるのは、咬み合わせ。

歯周病と咬み合わせ、全く関係ないもののように思われますが
私はとても密接に関係していると思っています。

歯に過重な負担がかかると、歯を支えている骨が溶けることがあります。

歯周病に罹患している箇所については、加速度的に骨が溶けてきます。

このような状態になると、歯石を取っただけでは根本的な解決がしにくく、
咬み合わせの調整や、固定が必要になってきます。



ちゃんと磨いているのに、次々と歯がダメになっていく…
とお悩みの方は、一度ご相談いただければと思います。

2017年8月23日水曜日

定期検診の重要性

ウケデンタルオフィス大井町の中野です。


大井町院が開院して一年が過ぎました。

これまで100名以上の方が歯周病レーザー治療を受けられました。

赤みを帯びた腫れた歯肉から、ピンク色の健康な歯肉を取り戻していく過程を診ていくことが出来、歯科医師としてととても嬉しく思います。



さて、レーザーによる歯周病治療が終わった後、とても大事なのは定期的なチェックとクリーニングです。

治療が終わった安心感から「これで終わり!」とケアを怠りますと、
お口の中の環境はまた元に戻ってしまうことが多いです。

ご自身でのブラッシングをどんなに頑張っていても、磨けていない部分はあるものです。

また、歯・歯肉は胃や肝臓と違い、直接目視してチェックが受けられる臓器です。


歯や歯肉の健康維持に、定期的なメンテナンスは欠かせません。




メンテナンスの重要性を説いた、有名な論文があります。


The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Results after 30 years of maintenance.
(外部サイトに飛びます)

世界的な予防歯科の権威、ペール・アクセルソン博士の論文です。

適切なメンテナンスとセルフケアを30年続けた結果、歯を失った原因の多くは歯根破折であり、歯周病や虫歯によるものはかなり少なかった、という内容です。


プロによるケアとご自身のブラッシングがいかに重要かということを表したものだと思っています。

大切なご自身の歯を守って、いつまでも健康なお口の中の状態を保っていただきたいものです。